ニワカ映画研究所

映画鑑賞にはまり始めてはや数年、、日々鑑賞した映画をニワカ知識なりにレビューしていくブログです。公開中のものから過去作も!面白い映画を探す参考にしてください。

【新しい自分、本当の自分】SING/シング

🎥SING

 

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今回はユニバーサル、イルミネーションによる3Dアニメーション映画「SING」のレビューです!

 


つい最近USJでもSINGのエリアがオープンし

ますます注目されている作品です!

日本での公開は2017年ですが

地上波での放送もあったためご存知の方も多いのではないでしょうか。

 

 

 

 


劇場支配人のバスター。

かつては栄えた劇場も今は客足も遠のき

諸経費の支払いに追われる毎日。

 


その状況を打開できる

劇場スターを発掘するため

賞金をかけたオーデイションを企画する。

 


ビラには賞金1000ドルと記載する予定が

手違いで賞金10万ドルになってしまう。

 


それを知らないバスターはオーデイション当日

劇場の前の行列にぬか喜びしたのも束の間。

 


誤植に気づいた頃には後の祭り。

 


オーデイション合格者によるショーの練習と並行し

資金集めに奔走する。

 


しかし結局突貫工事で完成させた資金集めの案も失敗に終わり

途方に暮れるバスター。

 

 

 

誰かに頼るのではなく

自分で自分の道を切り開かなければ…。

 

 

 

そう決意した矢先、近くから

魅力的でパワフルで

誰もが惹きつけられる様な素敵な歌声が響いてくる。

 


その声の正体は……

 

 

 

 


と、あらすじはこのくらいで。

ここから先の内容は是非今作をご覧になっていただきたい。

 

 

 

そして今作は是非吹き替え版をおすすめする。

私は普段はもっぱら字幕派であるが

この作品は寧ろ吹き替え版の方がよりパワフルかつエキサイティングに楽しむことができるはずだ。

 


その理由はやはり吹き替え声優のキャスティングにある。

 


アッシュ(ハリネズミ)役に長澤まさみ

グンター(ブタ)役にトレエン斎藤

ロジータ(ブタ)役に坂本真綾

 


そして

マイク(ネズミ)役に山寺宏一

ジョニー(ゴリラ)役にスキマスイッチ大橋卓弥

 


なんとミーナ(ゾウ)役にはMISIAがキャスティングされている。

(ちなみにバスター役はウッチャンナンチャン内村光良。)

 

 

 

このキャスト達の歌のスキルの高さが

この映画の醍醐味であり

作品のレベルを飛躍的に上げている。

 


アッシュについては上映中長澤まさみ

気づいた人は少ないのではないだろうか。

 


恐らくみなさん長澤まさみに歌のイメージはあまり無いと思われるが

今作ではその才能を存分に発揮している。

 


日本語で洋楽ポップスの和訳歌詞を

洋楽らしい雰囲気を出して歌うのは

実は意外と難しい。

 


どうしても歌謡曲のような響きになってしまいがちだが

発声や抑揚の付け方が洋楽ポップスに近いため違和感なく耳に入ってくる。

 


山寺宏一スキマスイッチ大橋卓弥は語るまでもなく

それぞれが個性的でパワフルな歌声を響かせ

見る者を惹きつけ感動させる力がある。

 


特にスキマスイッチ大橋卓弥が歌うエルトンジョンのカバー曲

「I'm still standing」は演じるキャラクターのバックボーンと重なり鳥肌必至だ。

 

 

 

そしてクライマックスに満を持して披露されるMISIAの歌声。

 


こちらも演じている役、ミーナのバックボーンと歌詞が非常にリンクしており

歌い出しの時点で私は感涙させられてしまった。

 


更に最後のハイトーンボイス。

 


これは日本語吹き替え版のみのスペシャルな演出だそうだ。

もうこれで感動しない人がいるなら是非教えていただきたい。

 

 

 

 


長々と説明した通りこの作品は本当に

「歌」が最強なのだと伝えたい。

 

 

 

 


また、今作はもちろん歌だけではない。

そのシナリオも素晴らしい。

 


メインのキャラクターが複数登場するが

それぞれに違った悩みを抱えている。

 


ある人は家庭環境に

 


ある人は自分の見た目に

 


ある人は自分の経済状況に

 


ある人は自分の恋愛に

 


ある人は自分の性格に。

 


見ている誰もが似たような悩みを持っているだろう。

 


そんなキャラクター達が

新しい一歩を、新しい挑戦をすることで

紆余曲折ありながらも自分を認め

周りに認められ、ヒーローになっていく。

 

 

 

自分の殻を破り進むことで

あなたは本当になりたかったあなたになれる。

 

 

 

そんなメッセージを受け取ることのできる作品だ。

 

 

 

自分を認め、他人を尊重し、今自分がやれる事をやる。

 

 

 

これはこの作品が教えてくれる

これが当たり前だけれどもそれが出来ない人達への後押しなのだ。

 


人間生きていれば様々な抑圧があるだろう。

そこを乗り越えられる人もいれば

そうでない人もたくさんいる。

 


そんな人にこの作品をおすすめしたい。

 

 

 

というわけで今回のレビューは以上です!

大好きな作品なだけあって熱が入ってしまいました。笑

老若男女問わず楽しめる映画でもありますし

人生で見た映画で好きな10本挙げろと言われれば

真っ先にこの作品を挙げると思います!

超超超おすすめ映画です。

冷静にみると展開として若干のご都合主義感も

あるものの

アニメーションであるが故にその雑味も上手く消してくれています。

まだご覧になっていない方も

もう見たよって人も

お時間ある方は是非……