【おとぎ話の中だけでも】ワンスアポンアタイムインハリウッド
🎥ワンスアポンアタイムインハリウッド
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
ニワカ研究所所長です。
今回取り上げる作品は
現在公開中のこちら!↓
『ワンスアポンアタイムインハリウッド』
です!
🚨注意!!
今回のレビューは
⚠️ネタバレ祭り⚠️
なので、
まだご覧になっていない方で
ネタバレされたくない方は
先日書いた【予習編】から
ご覧下さい!⇩
niwaka-eiga-labo.hatenablog.com
詳細も前回記事に書いているので
知りたい方は
そちらをご覧下さい。
↓↓以下ネタバレ感想です!!!
1.感想
あの結末、最高でしたね。
泣きました。
タランティーノ監督の
シャロンテート殺人事件に
対する思いが出てましたね。
ヒッピー達がクリフ(ブラピ)に
ボコボコにやられて
リック(ディカプリオ)に火炎放射器で
ボロボロの丸焦げになる姿は
グロテスクさもありましたが
非常に爽快でした。
若干のやりすぎ感はありましたが…笑
↓犬のブランディーも大活躍でした。笑
でも、それはクリフにヤク入りタバコを
売りつけたヒッピーが悪いし…
容赦ない正義の執行に
ちょっとびびってしまいました。笑
ヒッピー達がやられて
「やったぜ!」
ってなりましたし
それがきっかけで
リックとシャロンが知り合いになり、
「幸せな日々が続きましたとさ…」
という幕引きが
より本来のこの事件の虚しさ、悲しさが
浮き彫りになって
とても、とても
胸がキュッとなりました。
本当は惨殺されてしまった
シャロンテートと友人達。
そんな人達を
「せめて映画中だけでも
おとぎ話の中だけでも
生かして幸せな日々を
送らせてあげたい。」
というタランティーノの
願いにも近い
思いがドスンと
伝わってきました。
だからこそ、映画のタイトルが
「ワンスアポンアタイムイン…」
「昔々、あるところで…」
なんだと思います。
そして、そんな彼らの日々を描く。
これがこの映画の目的なのです。
この映画自体は
長尺ではあるものの
大きな展開の波がなく、
途中で少し疲れてしまった
人もいるかもしれません。
しかしこの映画の目的は
リックやクリフ、シャロンの
日常を描くこと。
彼らの日常を、まるで
傍観しているかのような
作りになっているのです。
そして、
「事件自体にシャロンを絡ませろよ」
「なんならシャロンに反撃させろ」
なんて思ってる人もいるかもしれません。
でも、シャロンがこの事件に
一切関係がない、という形にすることが
本来事件の被害者になる
必要のなかったシャロンを、
映画の中だけでも
ありのままのシャロンで
純真なままのシャロンで
いさせてくれるのだと思います。
映画の中盤、シャロンが車で出かけている途中、
ヒッチハイクをするヒッピーを
車に乗せ、道中仲良く談笑し
お互い笑顔で別れるシーンがあります。
シャロンはヒッピーに対しても
偏見が無く、周りに笑顔と
ハッピーを与えられる人物なのです。
(映画の中での話ですが。)
こんなシャロンが無残にも殺される所なんて
ましてやヒッピーに殺される所なんて
僕は見たくはありません。
シャロンがヒッピーに暴言を吐いたり
反撃をしようとする姿も。
でも史実では
シャロンはお腹の子、共々
殺されてしまったのです。
これはもう
変えようのない事実なのです。
全く関係の無いシャロンが
私欲に駆られた奴らに
殺される。
タランティーノはこのことが
悔しくて
悲しくて
どうしようもなかったのでしょう。
そんなタランティーノの気持ちを
しれただけで
僕は満足でした。
2.見どころ①【ドライブ】
この映画の見どころの一つは
車、ドライブのシーンですね。
冒頭の
クリフとリックのドライブシーンや
クリフがハリウッドの街並みを
颯爽と車を転がすシーンなんて
超クールでした。
カメラアングル、街並みの再現、
サウンドのマッチ具合、、
最高の掴みでしたね。
3.見どころ②【ブラピ】
もう一つの見どころは
ブラピの肉体です。笑
55歳とは思えないバキバキの体。
あと5年で定年とは思えないスタイルと
アクション。
リックの自宅のアンテナを直すシーンは
全く必要ないのに、
tシャツを脱ぎ
上裸になります。
ナイスファンサービス。
盲腸の手術痕がちらりと見えるのも
GOODです。
若いころのブラピにはなかった
大人の魅力でいっぱいです。
必見。
4.最後に
というわけで、今回の
レビューは以上です。
史実を知っていると
とても「悲しい」
映画なんだってことが
わかってもらえましたか?
タランティーノの集大成。
何度見ても面白い映画です。
お時間ある方は是非。
⇩タランティーノの代表作達。
是非一度ご覧ください。