ニワカ映画研究所

映画鑑賞にはまり始めてはや数年、、日々鑑賞した映画をニワカ知識なりにレビューしていくブログです。公開中のものから過去作も!面白い映画を探す参考にしてください。

【狂気の果てに】セッション/Whiplash

🎥セッション/Whiplash

 

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今回は2014年公開の「セッション/Whiplash」のレビューです!

レビューサイトでは軒並み高得点で

アカデミー賞を3部門も受賞している名作映画。

あの「ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼルが監督、脚本を手掛けており

チェック済の方も多いのではないでしょうか。

 

 

 

主演のアンドリュー役にマイルズ・テラー

鬼教師フレッチャー役にJ・K・シモンズがキャスティングされている。

 

J・K・シモンズは今作でアカデミー賞助演男優賞を受賞しており

その怪演ぶりは見る者を魅力で釘付けにする。

 

マイルズミラーも役を演じるにあたって

長期間ドラムの練習を積み重ね

実際に演奏をしている。

 

時折手に血を滲ませながら練習するシーンがあるが

それはメイクではなく本物の血が滲んでいるようだ。

それだけでなく、ドラムに病的なまでに取り憑かれ鬼気迫る勢いで演奏する姿は

何者にも代え難く説得力が感じられる。

 


19歳のアンドリューはバディ・リッチ(ジャズドラマー、ドラムの神的存在)に憧れる

音楽学校の学生。

 

教室で夜な夜な練習をしていると

学校の最高指導者と名高いテレンスフレッチャーが入ってくる。

 

後にアンドリューはフレッチャーの受け持つ

上位クラスのバンドチームに引き抜かれる。

 

そのチームはレベルは高いものの

フレッチャーのエゴと傲慢に満ち溢れた空間であった。

 

フレッチャーは一流のミュージシャンを輩出するのに取り憑かれ

要求するレベルの演奏ができない生徒に対し

人格否定や侮辱を含めた罵声や怒号も厭わない狂気の鬼指導者だったのだ。

 


アンドリューにもその狂気の矛先が向けられるものの

彼は必死にそこに食らいついていった。

 

文字通り「血のにじむ」ような練習。

 

狡い手も使いながらも正式メンバーの座を

勝ち取ったアンドリューだったが

ある事件をきっかけに彼の人生は一気に転落してしまうのだ。

 


そしてその事件を機に世間に明らかになる

フレッチャーの暴力や暴言の数々。

ジャズに取り憑かれた彼らは一体どこに向かうのか。

 


偉大なジャズマンになるために。

 


狂気。

しかし、だからこそ人は惹かれるのかもしれない。

 

 

 

超オススメ映画です。

スマホの画面で見たとしても

驚くほどエネルギッシュな映画です。

お時間ある方は是非……。